米澤穂信『儚い羊たちの祝宴』

Shigure-sou2008-12-15

 「バベルの会」シリーズ(?)の一冊。
 米澤穂信ってお金持ちのお嬢様好きだよね。

儚い羊たちの祝宴

儚い羊たちの祝宴

これぞ、究極のどんでん返し! あらゆる予想は、最後の最後で覆される。
ミステリの醍醐味と言えば、終盤のどんでん返し。中でも、「最後の一撃(フィニッシング・ストローク)」と呼ばれる、ラストで鮮やかに真相を引っ繰り返す技は、短編の華であり至難の業でもある。本書は、その更に上をいく、「ラスト一行の衝撃」に徹底的に拘った連作集。古今東西、短編集は数あれど、収録作すべてがラスト一行で落ちるミステリは本書だけ!
(新潮社HPより引用)

 …本当に「ラスト一行」でひっくり返してるのは5作中、1作だけではないかなあ。
 書き下ろしの『儚い羊たちの晩餐』にでてくる「アミルスタン羊」は、調べたところ以下の書籍に詳しいそうです。

特別料理 (異色作家短篇集)

特別料理 (異色作家短篇集)

 このごろ一彦の影響でグロい話が好きになってきたので、読んでみようかな。
 

 ところで、私は「バベルの会」に入る資格がありそうです。一彦も鳴瀬も無理でしょう。
 あ、私も駄目か。お金も家柄も、学も無さすぎる…。ただの夢想家は何処へ往けばいいのか。