重松清『その日のまえに』
卒論を提出したその足で立ち寄った書店で購入。
- 作者: 重松清
- 出版社/メーカー: 文藝春秋
- 発売日: 2008/09/03
- メディア: 文庫
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あらすじ
僕たちは「その日」に向かって生きてきた―。昨日までの、そして、明日からも続くはずの毎日を不意に断ち切る家族の死。消えゆく命を前にして、いったい何ができるのだろうか…。死にゆく妻を静かに見送る父と子らを中心に、それぞれのなかにある生と死、そして日常のなかにある幸せの意味を見つめる連作短編集。
大学生活を振り返って。
先週の金曜日に、卒論を教務部に提出してきた。
卒論というのは大学生活の集大成である。
これを提出したということは、もう僕に残された大学生活も僅かだということだ。
思えばこの4年間、長いようで短かった。
卒論が完成して提出できたと言う安堵感もあるけど、大学生活との別れを考えると寂しい気持ちにもなる。
大学という場は、中学や高校とは違う。
地域や世代を超えたさまざまな人と出会うことが出来る場であった。
なんだかんだ文句を言いながらも、僕はこの4年間、それなりに楽しく大学生活を送れたような気がする。
あと数少ない登校日を大切にしていきたいと思う。
雫井脩介『クローズド・ノート』
例の女優の例の発言で話題になった映画の原作。
という印象しか残っていない残念な小説。
はぁ…やれやれ。
ホントやらかしてくれるよな。
- 作者: 雫井脩介,牧野千穂
- 出版社/メーカー: 角川グループパブリッシング
- 発売日: 2008/06/25
- メディア: 文庫
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あらすじ
堀井香恵は、文具店でのアルバイトと音楽サークルの活動に勤しむ、ごく普通の大学生だ。何か物足りない思いえお抱えたまま日々を過ごしていた彼女は、ある日、自室のクローゼットで、前の住人が置き忘れたと思しきノートを見つける。そのノートが開かれたとき、香恵の平凡な日常は大きく変わり始めるのだった。――小さな偶然が導く運命的な出会い。憧れと共感。読み終えた後も温かい余韻がいつまでも醒めない、極上の感動作。
(角川文庫より抜粋)
感想
別に…特にありません。
鳴瀬文具店 Vol.6
最近卒論の事を考える時に使っているペンがこれです。
[rakuten:ikeman:10010348:detail]
▲パイロットの『アクロボール』。
蓮見圭一『水曜の朝、午前三時』
卒論でちょこっと大阪万博に触れたところ、指導教官からものすごく突っ込まれ辟易した鳴瀬です。
先生に「確か蓮見なんとかって人が万博について書いてると思うんですよ」と言われ、家に帰って本棚を見てみたらこの本があった。
で、とりあえずこの本を読んだ。
- 作者: 蓮見圭一
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2005/11/27
- メディア: 文庫
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あらすじ
45歳の若さで逝った翻訳家で詩人の四条直美が、娘のために遺した4巻のテープ。そこに語られていたのは、大阪万博のホステスとして働いていた23歳の直美と、外交官として将来を嘱望される理想の恋人・臼井礼との燃えるような恋物語だった。「もし、あのとき、あの人との人生を選んでいたら…」。失われたものはあまりにも大きい。愛のせつなさと歓びが心にしみるラブストーリー。