麻生太郎『とてつもない日本』

Shigure-sou2007-06-09

 初新潮新書は麻生外務大臣の御本。

日本の底力はまだまだ凄い。全ての日本人に自信を与える快著!
格差社会少子化、教育崩壊……。メディアでは暗い話ばかりが喧伝されるが、日本は本当にそんなに「駄目な国」なのだろうか。戦後、一度も戦争をせず、努力の末、経済的繁栄を実現した。トヨタソニー、カラオケ、マンガは言うまでもないが、日本人が考えている以上に日本は評価され、期待もされている。悲観していても何も始まらない。「日本の底力」をもう一度見つめ直し、未来を考えるための一冊
新潮新書HPより)

 内容は、外務大臣らしく各国(特に中韓)に配慮しつつも、ちゃんと日本の良さや在るべき姿を、冷静且つ熱心に語ったもの。政治に限らず様々なものに理解の深い麻生さんらしい小ネタも、多々収録されております。文字も大きく文章も易しく書いてあるので、中高生でも読めるかも。

とてつもない日本 (新潮新書)

とてつもない日本 (新潮新書)


 以前、テレビで麻生さんが「私はマンガ雑誌をたくさん読んでいる。マンガを読めばその時代が解る」というような事を言っており、面白い人だなと興味を持ち、その後も色々な武勇伝を耳にしました。記者の馬鹿な質問に辛辣に答える姿は大変格好良いです。言いにくい事をちゃんと言ってくれる人は素敵ですね。たまに言い過ぎるようですが…。