佐藤多佳子『しゃべれども しゃべれども』

Shigure-sou2007-06-08

映画化に先駆けて買ったんですが……“つんどくん”になってて結局公開に間に合いませんでしたorz


しゃべれどもしゃべれども (新潮文庫)

しゃべれどもしゃべれども (新潮文庫)

あらすじ

オレは今昔亭三つ葉。三度のメシより落語が好きで、噺家になったはいいが、目下前座よりちょい上の二ツ目。自慢じゃないが、頑固でめっぽう気が短く、女の気持ちにゃとんと疎い。そんな俺に話し方指南を頼む物好きが現れた。でもどいつも困ったもんばかりで……歯切れのいい語り口で、言葉に出来ないもどかしさと不器用な恋を描き、「本の雑誌が選ぶ年間ベストテン」第一位に輝いた名作。
(新潮文庫より抜粋)

独断と偏見による感想


いやぁ、最高!!


なんかいいなぁ、こういう作品。
チャキチャキの江戸言葉が読んでて心地よい。


もともと落語って結構好きなんですよね。といっても毎週日曜の夕方に『笑点』を欠かさず観る位ですけど。
特に春風亭昇太師匠が好きですね。
何となく……自分と似た雰囲気を感じてますww
高校の時、学校の芸術鑑賞会で一回、昇太師匠の新作落語を観る機会があったんですが、あまりに笑い過ぎて隣の女の子に若干ヒかれました…(ノ∀`*)アチャー


機会があったら観に行きたいんですよね、落語。
新作落語もいいですけど、古典落語もちょっと興味があります。


で、この作品。
登場人物がみんなもどかしいんです。でも愛すべき存在です。


「みんな、何とかしたいと思ってる 今のままじゃ、だめだから」


このキャッチコピー、ホント言い得て妙です。
映画も観に行きたいなぁ。
ヒロイン役の香里奈もキレイで結構好きです(*´∀`*)

▲ホントいい女優さんになったと思います。